AMG E320T-3,6は元よりW124、mercdesはブレーキダストが強烈です。
欧州車全般に共通している傾向は見受けられますが、特に純正のブレーキダストによる
ホイールの汚れは
国産車と比較すると雲泥の差があります。
ブレーキの効き具合とパットの持ちを犠牲にしてダストがあまり出ないようにするか?
ブレーキの効きを最優先して持ちとダストは目を瞑るか?
メルセデスは安全面を最優先して後者の考え方でクルマ作りをしています。
確かにメルセデスベンツのブレーキは良く効きます。
初めてメルセデスベンツを運転したとき、コントロールしやすい
ブレーキフィーリングと
車重を感じさせない効きは今でも鮮明に覚えています。
ブレーキの効きと安心感を得ると同時にブレーキダストも出ます。
この純正のブレーキダストは汚れもさることながらホイールへの攻撃性も強烈です。
汚れ始めの頃に洗うときはまだ良いですが、時間が経過してしまうと
時間と比例した分だけ確実にダストはこびり付きます。
ダストがこびり付く前の段階でマメに洗って綺麗にしておくことがベストですが、
いつもマメに洗うことができる環境があるとは限りません。
ダストが付いた直後に洗うのが一番汚れが落ちやすい環境ではありますが、
走行した直後のブレーキローターやホイールは熱を持っています。
その状態のときにすぐに直接冷たい水をかけると熱を持った
ブレーキローターやホイール
の温度差により歪みが出る危険性がありますので洗うにしても冷却する必要性があります。
それらの限られた環境の中でできる範囲内でマメに洗ったとしても
僅かなダストでも時間経過と共に
蓄積されていきますので、
水洗いだけでは完全に落とせないレベルに到達します。
そのこびり付いたダストを落とための対策品としてホイールに付着した鉄粉を溶かす溶剤や
頑固な汚れを落とすホイールクリーナーや洗剤類がたくさん存在しますが、
汚れが素早く落ちて綺麗になるということはその分塗装面への攻撃性も高い可能性も考えられますので、
ボクは一切使用せずに水洗いとドイツ生まれ素材の力を拝借します。
ボディの鉄粉取りに使用するネンドも悪くはないですが、擦れば擦る程に摩擦係数は上がり
長い目で見ると細かいスクラッチが蓄積され塗装面の艶が徐々に失われてクリアー面が曇ってしまう
ことも考えられますので、
より塗装面に対しての攻撃性が微弱な素材を使用します。